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アマオケ奮戦記-「トラ」って何?「トラ」の機微! [クラシック音楽(オーケストラ)]

オーケストラではプロ・アマ問わず使われる業界用語があります。
「今回の演奏会は『トラ』呼ばなくていいの?」という会話が結構楽団内で交わされています。
当然動物の「虎」ではありません。酔っ払いの観客のことでもありません。「エキストラ」の略語で、メンバーが足りないパートで団員以外のメンバーに臨時に参加していただく場合があり、この方々を総称して「トラ」と呼んでいます。慢性的に人数が足らない時にいつもお願いしている方を「常トラ」とも呼んでいることもあります。
私の担当しているフルートは大抵アマチュアの場合人気が高く、なかなか席が空かず常に満員が多いため「エキストラ」という仕掛けはほとんどお世話になりません。
私自身も逆の立場で呼ばれる事はほとんどありませんでした。
ところが2回ほど他の楽団に呼ばれた事がありました。大抵こういう場合はメンバーが急に都合が悪くなったとかが多いのですが、2回ともちょっと「訳アリ」でした。
1回は某学生オーケストラから「この曲のピッコロが難しく現役やOB含め誰も対応できないので頼む」という、はっきり言って全く歓迎できない理由でした。こちらとしては丁重にお断りしたかったのですが、当時の自分の楽団の常任指揮者から頭を下げられ頼まれたので、渋々受けざるを得なくなりました。
向こうからすれば「必殺仕事人」が来てくれた、と思っていますが、こちらからすれば失敗は許されないプレッシャーが普段よりも倍増してしまい、正直会社の業務よりもストレスが溜まってしまいました。幸い何とか「可もなく不可もなく」程度で切り抜けましたが、もう2度とやらない、と心に決めたほど心身が疲労しました。
逆にもう1回は「ソロが目立ち過ぎるので代わってほしい」という友人からのお願いで、「本当に良いの?」と言いたくなるほどおいしいソロ満載の「グノーの小交響曲」のフルートパートでした。
長年やるとこんな事もあるのだ、と複雑な心境で依頼をお受けしました。練習で最初ほかのメンバーは「何者が来た?」といういぶかしげな表情でしたが、練習が進むにつれその懐疑感は薄れていっていきました。演奏では至福を得ましたが人間関係に相当神経を使ったので、やはり「トラ」は自分の性には合ってないと悟りました。
ちなみに「難しいピッコロ」の曲は「チャイコフスキー交響曲第4番」でした。関心がある方はぜひ3楽章の中間にあるピッコロのソロを聞いてみてください。(プロは軽々と演奏しますが、アマチュア、しかもエキストラとして演奏するにはかなりハードルが高い曲です!)
FlutePiccolo01.jpg
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真岡鉄道終端駅茂木訪問 [ローカル線]

JR水戸線の下館駅はちょっとしたローカル線の集結駅です。ここから南には関東鉄道常総線、東西にJR水戸線、そして北には真岡鉄道が伸びており、まさに東西南北に線路が走っています。
3年前のある日にこの真岡鉄道に乗ってまいりました。
そもそも国鉄の真岡線だったこの線も第3セクタ扱いになってしまいましたが、途中に益子焼で有名な益子駅があったり終端の茂木駅付近には「ツインリングもてぎ」というアミューズメントパークがある線です。ただ悲しいかなこの「ツインリングもてぎ」のアクセス案内でこの真岡鉄道はかなり隅に追いやられてしまっており、益子焼に訪れる客もマイカーの方が便利と思われているようです。
下館駅で待っていると、緑と赤のやや派手な色合いのディーゼルカーがやってきました。
茂木まで行くべく早速乗り込みましたが、まだホームにいて乗らないお客様がけっこういました。どうもこの後にくるSLが引っ張る列車に乗る家族連れがかなり多いようです。
ここは関東でもSLが比較的遅くまで残っていた線で、その名残りとして今でも時々SLを走らせているようです。
終端の茂木駅につくと、このSLのための転車台がすぐ横に設置されていました。
(この写真ではディーゼルカーの左側をご覧ください。)
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終点の茂木までの乗客はそれほど多くなく、いったん駅に降りると駅舎の中に串に刺された焼き魚や餅が無造作に置かれており、ローカル色満載でした!
真岡鉄道04-2.jpg
帰りがけに益子で降りて昼食をとって宇都宮方面に行くバスまで時間があったので、たまたま走っていたSLを沿線で撮影しました。
真岡鉄道02-2.jpg
時々思うのですが、SLの真骨頂はその走っている姿であり、SLの引く客車に乗っても車内の内装が特段変わるわけではないので、なんでそんなに乗りたがるのだろう、と素朴な疑問を持ってしまっています。確かにSLに乗っている雰囲気は味わえるでしょうが。
でもせっかく喜んでいる子供たちの夢を壊さないためにも小さく手を振ってあげました。
タグ:終端駅
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アマオケ奮戦記-練習場の確保とセッティング [クラシック音楽(オーケストラ)]

プロのオーケストラは決まった練習場を持っている楽団が多く、大型楽器もそこに置きっぱなし、というパターンもあると思います。
アマチュアオーケストラはそんなわけにはいかず、毎週決まった場所が様々な理由で取れなかったり、直前練習で大型楽器をふんだんに使う場合に通常よりも広めの場所を探したり、と結構苦労することがあります。
私が所属していた楽団は珍しく「平日の夜」が通常練習日でした。これはこれで土日に競争率の高い練習場所を抽選でとれるかどうか、というリスクは比較的低いものの、通常使っている場所が取れなかったりすると様々な過去の実績から探し回り、決まったら団員に場所の変更通知を出す等、余計な仕事が増えてしまいます。さらには交通至便でない場所しか取れなかった場合、一気に出席率が低下する危険性もあり、せっかく練習においでいただいた指揮者の方のご機嫌もあまりよろしくなくなってしまいます。
大型楽器でもティンパニは自団所持楽器は無く、コントラバスも個人で持ってくる事は極めてマレなので、その借用手続きもしなくてはなりません。しかし練習場所でそんな楽器をしっかり持っているのはそれほど多くなく、楽器リース屋に頼んだりするのですが、平日の夜のため「突然残業」で欠席する団員ももちろんいるためせっかく借りた楽器も使わずに返却することも往々にしてありました。
でも文句も言っていられず、出席率向上策も含め練習場の確保、セッティングに毎月明け暮れていたのが実態でした。
オーケストラの華やかなステージの裏にはこういった泥臭いシーンもあるのです。
(この写真はかなり昔よく使っていた某リハーサル室。ここに時によっては60名もの団員が詰め込まれる事も!)
東京文化Bリハ.jpg
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「鉄ちゃん」ターゲット!「貨物時刻表」 [鉄道一般]

書店の旅行関係カウンターには毎月時刻表が売られていますが、大型書店にはたまに「貨物時刻表」というのが置いてあることがあります。昔一度書店で手に取って中を拝見しましたが、貨物列車もしっかり時刻が決まっているものなんだ、と感心したもののその時は買わずにもとに戻した覚えがあります。
今回は初めから購入を目的に書店を歩いていました。ネットでも売られていましたが、やはり実物を見たうえで、と思い、先日やっと見つけました。そもそもこの時刻表は年に1回程度しか出ていないらしく、大型書店でも時期を逃すと見つけられないようです。
びっくりしたのは、2500円もすること。
さらに驚いたのは「付録」がついていたのです。貨物列車の写真が載ったカレンダー、そして鉄道ファンには憧れのダイヤグラム(スジとも呼ばれている時刻表のもとになる表)が数枚。

貨物時刻表01.jpg
貨物時刻表02.jpg

こういう時刻表は企業のロジスティック(運送)部門が買うもの、と思っていましたが、この付録を見る限りこの本のターゲットは間違いなく「鉄ちゃん」と思いました。
本来の時刻表だけでなく、様々な記事、さらには貨物用機関車の配置表、そして主要貨物ステーションの線路図等、鉄道ファンからすれば随喜の涙を流しそうな内容がふんだんに盛り込まれ、2500円という金額が決して高くない、という気にさせるのに十分と思われました。
大きなダイヤ改正の1~2か月前に新しい貨物時刻表が出されると思われますので、気になる方はその頃に大きな書店に行ってみてはいかがでしょうか?

関東鉄道龍ヶ崎線終端駅へ [ローカル線]

仕事で常磐線特急を使って移動中、どうしても気になる駅があります。それは「佐貫駅」です。
ここは関東鉄道龍ヶ崎線の乗り換え駅なのですが、その龍ヶ崎線の佐貫駅ホームが「ついたて」によって列車の所在が分からなく、特に特急はスピードを出して通過するので一瞬で見極めなくてはなりません。
ある日各駅停車に乗りこの佐貫駅から龍ヶ崎線に乗る事にしました。
すぐ隣に線路があるのにJRから龍ヶ崎線のホームに行くのにやや迷いそうな雰囲気でしたが、何とかたどり着きました。佐貫駅からたった二駅先が終端駅の龍ヶ崎駅で、一両のディーゼルカーがけなげにちょこちょこ行ったり来たりしています。
佐貫駅を出て間もなく、こののどかな田園風景に変貌しました。

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取手からわずか二つ先の駅の首都圏ベッドタウンと言っても良い地域ですが、いきなりこの風景に出くわして何か妙に落ち着いた雰囲気になってしまいました。
そんな気分に浸っている間もなく終端駅の龍ヶ崎駅に着きました。
この地は古くは利根川、江戸川、小貝川の集積する交通の要衝とされていたそうです。
そんな間もなく折り返し列車は発車ベルを鳴らして佐貫駅に向おうとしています。

関東鉄道龍01.jpg

往復で列車に乗っている時間はわずか15分でしたが、とてものんびりとした至福を感じた路線でした。
タグ:終端駅
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50年前の大事な珍レコード [クラシック音楽(オーケストラ)]

約50年前というと昭和40年代前半、まだ私は小学生でした。音楽家の父の影響でクラシック音楽をそこそこ聞き始めた時に、父の関係で毎月届くレコードがありました。そのシリーズの名前は「世界のオーケストラ名曲集」(研秀出版社=現「学研」グループ)と言う全部で17巻に亘るちょっとしたコレクションでした。その17巻に亘ってドイツ、オーストリアからロシア、アメリカまでの古今の著名な曲を30cmLPに録音されたもので、演奏は日本の指揮者と読売交響楽団というメンバーであり、時折収録された協奏曲のソリストも日本人でした。

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しかしながら、演奏そのものは決して欧米の演奏から大きく劣るようなものでなく、実際今でこそレアものと言われる演奏がちりばめられていました。
例えば「朝比奈隆のバッハの管弦楽組曲」「近衛秀麿のベートーヴェンの第5、第6」「若杉弘のベルリオーズの幻想」「渡邊暁雄のチャイコフスキーの悲愴」等、当時の指揮者の大家が惜しみなく演奏されていたのです。内容もただレコードが付いているだけでなく該当作曲家の生涯やその他の読み物のついており、今盛んに書店で売られている「シリーズもので第1号廉価版」の先を行くような物です。(近衛秀麿の一連の演奏は現在復刻版でCDでも売られているようです。)

世界のオケ名曲集2.JPG

当時は自分として初めて聞いた曲も数多く収められており、新たなクラシック音楽発掘の貴重なレコードとして結構大事に聞いていました。意外と名演だったのは、山岡重信指揮のグリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲で、一般的な演奏は5分強の演奏が多いものの、何と5分を切る颯爽とした演奏でした!
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