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突然向きが変わる古い楽譜スコア [クラシック音楽(オーケストラ)]

「スコア」というのは音楽用語ではオーケストラ楽器が多い曲を一望出来るように各小節をすべての楽器ごとに縦に並べて1曲を一つの冊子にしたものです。それに対しそれぞれの楽器ごとに書かれた譜面を「パート譜」と呼ばれ、オーケストラの各奏者はパート譜を、指揮者はスコアを見ながら演奏しています。
登場楽器が多くなるとそのスコアは縦の段がだんだん緻密になっていき、正直ミニチュアスコアでは時々虫眼鏡を本当に使わなくてはならない場合もあります。
音楽家であった父がかなり昔(恐らく昭和初期)にオーストリアの「フィルハーモニア」という出版社から出ている輸入スコア譜をかなり買いあさっていましたが、そんな中でびっくりするようなスコアがありました。
曲はリヒャルト・シュトラウスの「死と変容」という交響詩ですが、かなり大規模な編成であることとハープを2台使うので、この縦の段がフォルテ等演奏楽器が増える瞬間は非常に多くなってしまいます。
死と変容スコア01.jpg
普通の本のように冒頭から曲に合わせてめくっていき、77ページまで行った所でページをめくると、その面食らう事象に出くわしました。
死と変容スコア02.jpg
今まで本のように読んでいたのが吊りカレンダーめくりに変わっていたのです。
いきなり顔を90度左に傾けないと譜面として読めません。
死と変容スコア03.jpg
初めて見た人はあらかじめこんな事になるとは思っていなかったので、めくった瞬間「自分は今どこを見ているのだろう?」と瞬間的に狼狽してしまいそうです。
最近の譜面は小型から中型サイズまでスコアが様々な形態をとり始めているので、このような驚かせるような事態にはなっていません。恐らく印刷技術、コストの面でかなり進歩したからではないかと思われます。特に最近は電子書籍がはやり始めており、ページをめくって縦横が変わってもソフトで見やすく補正出来てしまうでしょう。
はっきり言ってこんなスコアは仕事で使いづらいと思われますが、今時こんなものは一般の書籍でも珍しいので捨てきれずに保管してあります。当時の印刷社の創意工夫の賜物ですね。

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伊豆箱根鉄道大雄山線乗車記 [ローカル線]

JR小田原駅に着くと、南側に小さなホームがありブルーの鮮やかな色の電車が止まっています。
これが伊豆箱根鉄道の大雄山線の小田原玄関口となります。
地方のローカル鉄道に行くと都心で大都市で走っていた車両が化粧直しして活躍している場合が多いですが、ここも西武線の比較的古くない列車が使われているようです。
東京でも西武線は時々思い切ったカラーを使っている事もありますが、この大雄山線は小田原から山側にいくのにオーシャンブルー的な電車となっていました。
早速乗り込むとやはり私鉄通勤列車的なモダンな雰囲気です。小田原駅を発車しても駅の間隔が非常に短い所もあり、ちょっとローカル線っぽくないイメージです。車窓も小田原の市街地を抜けても一戸建て住居が田園風景の中にも結構存在、新幹線を使えば十分東京の通勤圏内になるのでしょうか、ハイカラな家々が建っていました。
終着の大雄山に着く手前に「富士フィルム前」という駅があり、ここに同社の大きな工場があるため通勤や商談等でこの列車を使う方が非常に多く、結局「ローカル線」というイメージになかなかなり切れない鉄道です。
大雄山に着くといきなりビジネスから切り離され「足柄山の金太郎」や「大雄山最乗寺」といった観光地化され、駅も何となくローカル線らしくなりました。
ただ名前の「大雄山」最乗寺はそこからバスで10分かかる所にあるらしく、仕事の合間にお邪魔した状況なので残念ながら最乗寺まで行かずに戻ってしまいました。
本当の意味でのローカル線を味わうならばこの大雄山でもう少しゆっくりすべきでしたね。失礼しました。
大雄山鉄道02.jpg大雄山鉄道03.jpg
タグ:終端駅
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オケでのゴールウェイ讃-ベートーヴェンその1 [クラシック音楽(オーケストラ)]

自分がフルートを吹いていた関係で、ジェームズ・ゴールウェイというフルーティストに心酔していました。それも1960年代後半から1975年までのメジャーオーケストラ在籍時代が最も気に入っており、オーケストラフルーティストの神髄を見せて頂いたと思っております。
これからはいくつかそのオーケストラ時代の名演のご紹介をしていきたいと思っております。中でも「隠れた名演」を発掘していきたいと思います。
今回は言うまでもなくゴールウェイの名を一躍有名にしたベルリンフィル時代の演奏から、ベートーヴェン交響曲です。
カラヤンがベートーヴェンの交響曲を録音して現在レコードやCDに出ているもので実は「ゴールウェイ」が在籍していた期間の録音は殆どありませんでした。しかしながら当時カラヤンが目覚めた「映像化」のおかげで1973年頃に映像版としてベートーヴェンの交響曲全集を出したのですが、その中で「田園」と「第九」以外はゴールウェイがトップを吹いていたのです。しかしゴールウェイの演奏時の姿勢があまり宜しくなく、見栄えにこだわるカラヤンからの要請で映像での出演が最低限に抑えられていました。(映像ではほとんどアンドレアス・ブラウがトップ-先に音を取って後で映像をかぶせるやり方です)
とは言うものの音を聞けば間違いなくゴールウェイトーンであり、当時一番管楽器が充実していた時代としてカラヤンのベートーヴェンの演奏記録では最上位と言っても良いかもしれません。
実際に自分がアマチュアオケで演奏させて頂いた交響曲第2番や第5番、第7番はこの演奏を徹底的に聞きこんでステージに上りました。
カラヤンのDVDの映像版は2種類あり最新の映像版は1980年代なので、お間違えの無いよう「旧ユニテル」版の1970年代の映像を探してみてください。
Gベートーヴェン全集01.jpg
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色鮮やか流鉄流山線 [ローカル線]

常磐線は昔あまり大きくない駅からでも地元の私鉄が伸びていました。かなりの数が廃止、バス移行しましたが、この流鉄は首都圏のベッドタウンということもありしっかり生きていました。駅の数は6駅、距離も6キロ弱で全線乗っても10分強という規模です。

馬橋という地下鉄千代田線との乗り入れ列車しか止まらない駅からその流鉄は伸びていました。
好天のある日馬橋駅から乗り換え流山駅に向けて出発しました。乗るのは「流星号」です。ここの鉄道の特徴は色鮮やかな電車と、それぞれに「流星」「流馬」等の愛称を付けていることでしょう。ホームページを見ても「沿革」ではそれぞれの電車のさよなら運転記事、導入紹介にかなりの部分を割いているので、よっぽど「電車」への愛着が強い鉄道会社のように思えます。
電車なので音も静か、高低差もあまりなくあっという間に流山につきました。
この流山駅も終端の駅としてはなかなか趣があり、なんか映画ドラマにも使えそうな雰囲気でした。
流鉄01.jpg
流鉄02.jpg
ここは新選組が一時陣を張った事があり、NHKの大河ドラマで放映していた頃は話題になっていましたが、私が訪れた2012年頃は何となくこの顔出し看板も寂しそうに駅近くに立っていました。
流鉄03.jpg
このまま戻るのも面白くないのでつくばエクスプレスの流山セントラルパーク駅まで歩いてみました。その間閑静な住宅街であり、かなり高級な住宅、自動車が並んでいました。首都圏に通うセレブな家庭なのかな、と勝手に想像しながら流鉄とは対照的に高架の機能的な流山セントラルパーク駅に着きました。そこから秋葉原まで各駅停車でも30分程度で着いてしまいました。これならば首都圏通勤も非常に楽だな、と感じましたが、昔から一生懸命頑張っている流鉄の電車が逆に愛おしく感じてしまいました。
TX流山CP01.jpg

タグ:終端駅
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