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隠れた名曲紹介-ボロディン ノクターン(サージェント編曲) [クラシック音楽(オーケストラ)]

このボロディンの「ノクターン」はそもそもが弦楽四重奏曲の第2楽章であり、イギリスの指揮者マルコム・サージェント氏が弦楽合奏用に編曲したものです。
チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」と同じような位置付けでしょうか。
曲は静かに始まり優美なメロディが続きます。途中からややテンポが動き、多少感情的に盛り上がってきますが、最終的にはまた静かなメロディで優美に終わります。
ボロディンは本当に綺麗で素晴らしいハーモニー音楽を時々ガツンと出してきます。イーゴリ公のだったん人の踊りの冒頭のオーボエのソロといい、中央アジアの草原でのコールアングレといい、一度聴いたら忘れない印象的なメロディを作曲しますが、このノクターンでもその技が生きています。
原曲の弦楽四重奏で聴いても素晴らしいのですが、弦楽合奏になると音の厚みが増すので特に盛り上がりの部分の訴えかけは弦楽四重奏では実現できないでしょう。
残念ながらこの弦楽合奏版の音源が市場に出ていないように思われますが、私は「オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団」のオムニバスレコードを購入して聴いた時に身震いするほど感動しました。
この曲も就寝前に一杯飲みながら優雅に睡眠に入るのに絶好の曲のような気がします。
オーマンディ名曲集.jpg
このCDは他にもドビュッシーの月の光の管弦楽版等「ヒーリング」効果の高い曲が多数収められているので、もし見つけたらお勧めです。

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オケでのゴールウェイ讃-作曲家別名演:ドヴォルザーク [クラシック音楽(オーケストラ)]

ゴールウェイのドヴォルザークと言うとどうしても来日した時の交響曲第8番が忘れられません。残念ながら8番のゴールウェイの演奏は恐らく録音として残っていません。ところが他の曲はそこそこ録音が残っているようです。
まず以前お話ししたグラモフォンの交響曲全集の中でドヴォルザークはクーベリックの指揮でベルリンフィルが担当していました。もともと第8番を1966年に録音していましたが、他の8曲をこの全集のために1971年から73年の間に録音しており、当然ゴールウェイ在籍時期なのでいくつかは担当していると思われます。まず有名な「新世界から」の第9番は間違いなくゴールウェイです。ただ他の7曲は全曲通してゴールウェイが吹いているのか中々判断できず、明確なお答えが出来ません。何となく「ゴールウェイっぽい」ような演奏はあるにはあるのですが、特に5番以前はフルートの目立つソロが短いので分かりづらくなっています。
クーベリックドヴォルザーク.jpg
実は同じようにさかのぼる事5~6年前にイシュトヴァン・ケルテスがロンドン交響楽団でドヴォルザークの交響曲全集を録音していましたが、ここも第7番、第8番は1963~4年に録音しており、残りの7曲を1966年に録音しています。1966年はロンドン交響楽団にゴールウェイがいた時代であり、ここでも第9番「新世界から」がゴールウェイらしき音が響いていますが、やはり他の曲は定かではありません。
ケルテスドヴォルザーク.jpg
さらにスポットでユージン・オーマンディがロンドン交響楽団で同じく「新世界から」だけを1966年に録音していますが、どうもこれもゴールウェイらしいです。新世界だけで3種もありそうなのは珍しいですね。
カラヤン時代は皆無かというと、間違いなくゴールウェイが吹いた「スケルツォ・カプリチオーソ」という曲がオムニバスアルバムの中に入っていました。
ドヴォルザークは木管楽器(特にフルート)は晩年になるほど有用して効果的に使っており、新世界でもそこそこフルートの活躍場面があります。ぜひ聞いてみてください。
それにしてもカラヤンの指揮、ゴールウェイのフルートによる交響曲第8番の録音が無いのが返す返すも残念です!
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アマオケ奮戦記-長いマーラー、お疲れ様! [クラシック音楽(オーケストラ)]

最近様々なアマチュアオーケストラでも結構演奏されているのがマーラーの交響曲です。
第1番「巨人」や第4番を除くとゆうに1時間を超える曲ばかりですが、特に管楽器のローテーションを考えると長い曲を1曲やるとどうしても出演者間のバランスが悪くなり、なかなかこのような曲を選曲するチャンスが少なくなってしまいます。
約10年前たまたま50回記念演奏会という事で上野の東京文化会館を借りて「マーラー交響曲第5番」を演奏する機会に恵まれました。
50thMah523.jpg
1時間越えの交響曲の中でも比較的長くないこの「第5番」ですが、やはりこういった曲の演奏に慣れていないのでかなり皆さん力の配分に戸惑っていました。
普通練習では楽章ごとに練習していきますが、楽章単位では長くても20分程度なので練習時はそれほどの抵抗感は皆さんなかったと思います。
ただ、本番までいわゆる「通し」の練習がほとんど出来なかったので、1時間10分でも継続して精神集中するノウハウがオーケストラ全体に欠如していました。
なので、演奏会終了後の評判では「2楽章が良かった。5楽章はなんか疲れてたのでしょうか?」というようなアンケートまで書かれているほど見え見えだったようです。
この曲は4楽章に有名な「アダージェット」という弦楽器とハープだけの楽章があり、管楽器、打楽器の皆さんはここで約10分以上の休息が得られます。しかし「休息」と言っても「精神的な集中力」まで一旦リセットされてしまったようで、5楽章が始まっても弾きっぱなしの弦楽器は体力面でギリギリ、「よっこらしょ!」でもう一度腰を上げた管・打楽器はなかなか「エンジンがかからない」構図になってしまったようです。
やはり団員自身の集中力の継続と長時間演奏の持久力の確認のためにも「通し練習」の頻度をもう少しアップをしておけば、と後でちょっと反省しながら考えさせられた次第です。コンサート後「お疲れ様でした」と交わすいつもの言葉が本当に身に染みたコンサートでした。
タグ:マーラー
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隠れた名曲紹介-ヒンデミットでストレス発散! [クラシック音楽(オーケストラ)]

今までこのコーナーは「しっとり系」の曲を紹介してきましたが、今回は「イケイケ系」のストレス発散の曲をご紹介します。
「ヒンデミット」という20世紀ドイツの作曲家・指揮者がいますが、この名前をご存知の方はかなりのクラシックファンといえます。過去ウィーンフィルを率いて日本にも来た事があるのですが、彼の作品はあまり有名になりきっていません。「通」の人は「画家マティス」という交響曲を代表曲として好んで聴いていますが、はっきり言って「初心者」向きではありません。
そんな中で「だまされたと思って聴いてみろ」的な画期的な作品があります。それは「ウェーバーの主題による交響的変容」と、名前を聞いただけでも何となく拒絶感に襲われそうなネーミングですが、実際聴いてみると意外や意外、まさにストレス発散の爽快な曲でした。
全体が4つの部分で出来ている20分程度の曲でそれほど長くないのも初心者向きでしょう。
近代作曲家とは言え、この曲ではメロディーがそれほど複雑怪奇ではなく、リズムも不規則ではないのでまずすんなりと耳に入っていきます。1曲目からフルオーケストラの煌びやかな音がはじけ飛び、2曲目はオーケストラの様々なパートのパフォーマンス大会。特に最後の方の打楽器のアンサンブルは一瞬ですが聴きものです。一転して3曲目はしっとり系で木管楽器の哀愁の歌が聞こえます。
そして白眉は4曲目のマーチ。比較的落ち着いて始まりますが最後で金管楽器が爆発、見事なアンサンブルで奇をてらうことなく明快に締めくくります。(この部分が一番の爽快なところです!)
ヒンデミットスコア.jpg
これはこの曲のスコアですが、CD等も比較的様々なものが出ております。どれを聴いてもこの爽快感は味わえると思いますが、出来れば録音の良い物がお勧めです。
私もこの曲を聴いて今までの「ヒンデミット像」が根底から覆され、何となく気落ちしているときにこれを聴くと少しでも元気を回復出来るようになりました。もちろん気分が良い時にこれを聴くとさらにハイになること間違いありません!
同様の「ハイ」になる曲では「レスピーギ ローマの松」の最後の「アッピア街道の松」もおすすめです。
もう一度曲名を書きますので、気になる方はしっかりコピペしてください。
「ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容」
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オケでのゴールウェイ讃-作曲家別名演:ドイツ長大作曲家 [クラシック音楽(オーケストラ)]

ドイツの長大作曲家というのは「ブルックナー」「マーラー」です。

ゴールウェイはベルリンフィルに入って初めてブルックナーを演奏したとの事です。
一方ベルリンフィルはカラヤンが結構ブルックナー好きなので有名な交響曲は複数の録音が残っています。
中でもEMI録音の第4番「ロマンティック」、第7番はフルートの名場面もチョコチョコ出てくるので聴きごたえがあります。
ブルックナー7番.jpg
1973年に来日した時にもブルックナーの第7番を演奏したのですが、残念ながらここではブラウがトップを吹いていました。
ドイツグラモフォンはブルックナー交響曲全集を作り始めたのですが、ゴールウェイが登場できたのは第8番だけで、その後退団してしまいました。
ブルックナー8番.jpg
これも聴きごたえのある演奏です。
一方のマーラーですが、カラヤンは晩年になってやっとマーラーのレコーディングに熱を入れ始めたようであり、ゴールウェイ退団までに間に合ったのは「交響曲第5番」と「亡き子をしのぶ歌」「リュッケルトの5つの歌」でした。「大地の歌」も時期的には間に合ったのですが、音を聞く限りではゴールウェイではなさそうです。
マーラーは本当にフルートの使い方が超「瞬間芸」が多いので、ゴールウェイの独特の音を楽しむ前にソロが終わってしまうという、甚だ消化不良の演奏が多くなります。「亡き子をしのぶ歌」の方がやや目立つでしょうか?
マーラー5番.jpg
この二人の作曲家の曲は前出のワーグナーと同じで「鳴り物」優先の世界になっており、ゴールウェイの活躍が目立たないものの、突如僅かなソロでも登場すると「あっ、違うな」と分る存在感はしっかりありますね。
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オケでのゴールウェイ讃-作曲家別名演:リヒャルト・シュトラウス [クラシック音楽(オーケストラ)]

ゴールウェイが在籍していた頃、カラヤンはせっせとレコーディングに精を出していました。やはりベルリンフィルの木管黄金期を肌で感じていたのでしょう。
そのカラヤンが最も得意としていた作曲家の一人「リヒャルト・シュトラウス」についても当時ドイツ・グラモフォンとEMI双方に素晴らしい録音を残しており、もちろんゴールウェイも大活躍でした。
まずEMI側の録音では「英雄の生涯」「ドン・キホーテ」「家庭交響曲」という3大作品を録音しています。「英雄の生涯」も「ドン・キホーテ」もカラヤンはベルリンフィルと何回か録音していますが、この時期の演奏が最も充実していたと言われています。「家庭交響曲」は後にも先にもこの録音しか残っていませんが、これまた素晴らしい演奏です。
家庭交響曲.jpg
この3曲ともフルートソロは多少瞬間芸的なタイミングでしかありませんが随所に登場し、「あ、ゴールウェイだ」と分かる部分が多く見つかります。
一方のドイツ・グラモフォンではやはり何回か録音している「ツァラトゥストラ」や「ティル・オイレンシュピーゲル」等が残っていますが、前にもご紹介した「サロメの7つのヴェールの踊り」が最もゴールウェイの面目躍如の演奏です。この3曲が入ったCDがありました。
リヒャルト・シュトラウス名演集01.jpg
「サロメ」の演奏ではオーボエのコッホがまずソロを鳴らしますが、これが絶妙な妖艶さを醸し出しており、それを受けたゴールウェイのソロの何と艶めかしい事!カラヤンも緩急が絶妙で最後のアッチェレランドもこの上なく興奮してしまいます。この「ヴェールの踊り」を聞いたら他の演奏が聴けません。
後に「サロメ」のオペラ全曲をカラヤンは録音していますが、残念なことにこの演奏はウィーンフィルだったので演奏そのものは素晴らしいもののこのコッホとのコンビの「妖艶さ」は出し切れてなかったと思います。このコッホとの名演はリヒャルト・シュトラウスの「オーボエ協奏曲」でのフルートトップとしての名演も忘れることはできません。ベルリンフィル着任直後の最も張り切っていた頃の録音であることは以前にもご紹介した通りです。
「ティル」もフルートのソロが多いのでゴールウェイの活躍がいたるところで聞くことができます。(「ツァラ」はかなり瞬間芸的なポイントが多かったと思います。)
ここでもお聴きになる場合に録音年をよくご確認の上でチョイスしてください!

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アマオケ奮戦記-様々な出会いが誕生 [クラシック音楽(オーケストラ)]

アマチュアオーケストラには同じ組織に少なくとも5~60名以上は所属しています。当然様々な方がいらっしゃいます。勿論そこでの人と人との出会いというのが生まれますが、今回のお話は人の出会いだけでなく「曲」の出会いのチャンスが俄然増えるというお話です。
自分の音楽の好みというのはそれなりに長い間に培われて来ていますが、当然何らかの傾向というのがあります。そこで全然傾向の違う方との接点が生まれると「聴いた事もない」曲が突然目の前に出てきます。
特に室内楽を有志でやることになると、このジャンルにめっぽう強い人がたまにいて、よくもまあ見つけてくるもんだというような曲を持ってきます。過去室内楽フェスティバル出演の際に一度ダンディという作曲家の「シャンソンとダンス」という木管楽器アンサンブル曲を紹介された時はびっくりするくらい面白い曲で興奮してしまいました。
ダンディシャンソンとダンススコア01.jpg
フルート、オーボエ、ホルンが各1本ずつ、クラリネットとファゴットが2本ずつという面白い編成ですが、のどかな「シャンソン」と駆け回るような「ダンス」の対比が面白く、「ダンス」の最後に「シャンソン」を回想するという洒落た曲ですが、結構メンバー皆さん燃えていました。
オーケストラの選曲委員会でも突然誰かが持ってきた候補曲の中にシューマンの「ゲノフェーファ」序曲という物が紹介されたのですが、シューマンというと「マンフレッド序曲」以外序曲の類は聞いたことが無かったので大変新鮮に感じました。
シューマンゲノフェーファパート01.jpg
結局採用され、何回も練習すると何となく愛着が湧いてくるものです。
こういう様々な人種のいる組織に入ると自分には無い世界に接する事ができるのも非常に面白いですね。
勿論人的な出会いも当然あり、団員同士で結婚されたカップルも多く存在していますので、「様々な出会い」を期待できます。(実はかく言う小生も、、、)失礼いたしました。
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アマオケ奮戦記-罪なドヴォルザーク、持ち替え楽器奏者の悲哀 [クラシック音楽(オーケストラ)]

木管楽器奏者はときに楽器を持ち替えなくてはならない指示が作曲家から出されます。オーボエ奏者のコールアングレ、クラリネット奏者のEsクラリネット等ですが、フルートの場合は「ピッコロ」というフルートの1/2の大きさの楽器を演奏中に持ち替える指示が出ます。当然本番だけでなく練習にも両方の楽器を持ち込む必要があります。
FlutePiccolo01.jpg
ドヴォルザークさんはこの持ち替えを指示するのは良いのですがほんの僅かな部分だけなのです。例えば交響曲第8番では1楽章で以下の譜面の通り、「レ」の音を伸ばしっぱなしで35分の曲で20秒足らずです。
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折角ならばもっと他の部分でも使ってくれれば良いのに、ここだけなのです。
有名な交響曲第9番「新世界より」は1楽章のたった3小節(約4秒)だけ。
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交響曲第7番でも3楽章で僅か3小節(約3秒)だけの持ち替えの為にこの「ピッコロ」をカバンに入れなくてはなりません。
ドボ7Pic01.jpg
しかも練習で必ずこの持ち替えの部分をやっていただけるとは限らないので、折角持っていっても「出番無し」という事は日常茶飯です。まだピッコロは小型なのでカバンに入れてもそれほどの負担が増えないのであきらめがつきますが、可哀そうなのは交響曲第8番のオーボエ奏者のコールアングレです。
これも1楽章の3小節、5~6秒だけしかありませんが、オーボエの1.5倍はある楽器なのでわざわざ持ってくるのも結構大変な手間です。雨が降った日の練習で傘をさしながら苦労して両方の楽器を持ってきたのに、予定されていた部分が「出番無し」で「裏切られ」てしまったコールアングレ奏者には気の毒で声もかけられません。本当にこういう場面に遭遇した時、つい言ってしまいそうな言葉があります。「ドヴォルザークさん、一体何を考えてるの!?」
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アマオケ奮戦記-バッティングピッチャー張りの練習指揮 [クラシック音楽(オーケストラ)]

アマチュアオーケストラでは毎週の練習に必ずしも常任指揮者、もしくはセミプロの指揮者に来て頂けない場合があります。「都合がつかない」だけでなく、まだ練習初期でとてもプロの方に指揮をして頂くレベルでない状態の時は、団員で空いている人(特に管楽器で降り番の人)に練習を進めてもらう事がしばしばあります。野球でいうと「バッティングピッチャー」のようなものですが、そうは言ってもピッチャーだからバッターが打てるストライクを投げなくては練習にならないのと同じように、「ある程度ちゃんと指揮が出来る人」にやってもらわないと、その2時間の練習時間が全く空虚な物になってしまう恐れがあり、その代行指揮者としては責任重大です。
ある時リヒャルト・シュトラウスの「死と変容」をやる事になった時の練習で代行指揮者の話が出ましたが、この曲は全てのパートでかなりの人数が必要なので空いている人がなかなかおらず、たまたま降り番だった小生に代行指揮者のお鉢が回ってきました。
はっきり言ってリヒャルト・シュトラウスの曲なんかアマチュアで指揮できるような代物ではなく、練習前にいつもより会社を早く抜けて練習場に近い喫茶店で必死にスコアを予習しなくてはならず、実際の練習でも歯抜けパートがあちこちにあり想定していた内容とも差異が大きく、かなり苦労しました。
結局2~3回練習指揮をやらせて頂きましたが、まあ練習として「あまりにもひどい」状況にはならなかったのでは、と安堵しております。逆に、この曲をそれまではそれほど評価していなかったのが、この体験を通してこの曲のファンになってしまうという副産物まで頂戴出来ました。
こんな経験が出来るのも「アマチュアならでは」のおかげですね。
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隠れた名曲紹介-グリーグの小品 [クラシック音楽(オーケストラ)]

グリーグと聞くと、まず「ペールギュント」組曲を思い出される方が多いでしょう。また「ピアノ協奏曲イ短調」も古今のピアノ協奏曲の中でも人気の高い作品です。
今回ご紹介するのはオーケストラの小品です。一つは「2つの悲しい旋律」です。
2曲とも歌曲からの弦楽合奏のための編曲でそれぞれ4~6分の曲ですが、とても美しい曲です。題名も「胸のいたで」「過ぎた春」というメランコリーな名前ですが、特に「過ぎた春」は哀愁に満ちたメロディが全体を支配する曲で、深夜にブランデーを傾けながら、という構図にピッタリでは?
題名の「悲しい」はどちらかというと「哀しい」の方が合っていると思われます。
もう一つは「抒情小曲集」で、彼の作ったピアノ曲から作品54の中の4曲をオーケストラ用に編曲したものです。中でも「ノクターン」は木管楽器、弦楽器のかけあいが美しく、これも深夜にゆったり聞くのにとても向いています。この曲が気に入ってしまったので原曲のピアノのための抒情小曲全10集(曲数66曲)のレコードCDも買ってしまいました!
昔この2つの作品が入っていたレコードがこの写真ですが、当時「廉価版」と言われた1000円程度のレコードで、「1000円でこれだけ良い曲が聞けた!」とその時は感激したものでした。
グリーグレコード01.jpg
残念ながらこの演奏はCD等では見つからないようですが、曲自体はいろいろなCDが出ていると思います。
抒情小曲集のピアノ原曲での名作の抜粋では「ギレリス」というロシアのピアニストの演奏が非常にチャーミングで、今でも大変気に入っています。これは名盤と言われ、今でも入手可能かもしれません。
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タグ:グリーグ
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